じょうほく議会だより 第73号 1993(平成5)年 11月
20/28
さい↑ま↑す癖懲露環境問題で合併浄化槽の補助の問題ですけれども、基本的には今、町といたしましては那珂久慈流域下水道、それから農業集落排水事業を取り入れております。今後、私どもとしては農業集落排水なり、そういうことを普及していってその地域を今絞り出しております。ただ、もう一方大きな問題を抱えているのは、農業集落排水にしても公共下水道にしても建設省、農林省、国県の補助を大きくいただいてやる大変な事業でもございます。それらの問題をどう加味するかというような大きな問題が加わっております。現実的には議員さんご指摘のとおり、日に日に環境汚染が広がっているわけですから一日も早い対応が必要なのでしょうけれども、その辺も行政の中の財政というものがございまして、国、県の一応の方針とかそういうのがございます。私どもとしても農業集落排水をどんどんやりたいのですけれども、一町で二カ所もできないという現況もございます。今その辺の最終的詰めをしております。大きな問題は今申し上げましたとおり、ある地域で私聞いたことがあるのですが、これを先やってしまったために、その地域で農業集落排水とかそういうのがなかなか進まない。その辺の行政の中の一貫した姿勢をきちっと示さないとなかなか難しい問題ではなかろうか。早く、この地域は合併浄化槽でやる部分だ、それから農業集落排水でもとんでもない方向に一軒あった場合にできないわけですから、そういう場合には直ちにそういうことを奨励すべきだと、そういうことを提示するのが必要なのだろうと思いま{乳ただ、国県の基本的施策のそれがまだつかめてない。つまり農業集落もやりたいのですけれども、本当にこういう形で大丈夫なのかということの最終的詰めがされてない。そこに私ども不安を持っているわけです。ですから、行政の中で一貫性を持たなければならない部分と急ぐ部分と、環境は待ったなしですから、その辺の対応をどうするのか。《)そこで農業集落排水は農林省サイドの補助事業ですけれども、全国でものすごく手を挙げているのです。それをクリアするのが大変な問題で、常北町上入野が採択されたときも、水戸の土地改良関係では常北と御前山だけだったので{2そういう中で浄化槽のご指摘する前に、環境破壊という中で発がん性物質、トリクロロエチレンとかいろいろなことがありますけれども、今までは大丈夫だと思ったものが科学の発展によって発がん性物質として認定される。メカニズムの解析とかそういうことをされて、これが思いもよらぬ発がん性物質だったとかいうことがございます。科学の発展の中で、例えばもっと幅広く言えば、今いろいろながんが見つかりますけれども、当時はがんと言ったかどうかというのはなかなか難しい、点もある。ただ環境汚染というものに対しては、待ったなしですから我々としてもいち早く対応したい。ただ国の方針、県の方針の中で整合性を持たないと、かえって失敗してしまう。そうい乞こともございますので、十分慎重を期して、なおかつ早急に結論を出したいという考えを持っております。ぜひご理解いただきたいと思います。それから、上水道の問題ですけれども、これは低廉で清潔な水道という形で皆加入、そういう形が基本的なことでございます。地下水の汚染等々がありますので、井戸水の飲料不適切というのが大分出ておりま{2そういう意味からも上水道は一○○%加入を目標にしております。私も簡易水道協議会の理事を仰せつかっているわけですけれども、その辺にまた難しい問題がございまして、当初からやって上水道に対する認識不足で、井戸水でもいいのだということで加入してなかった。そういう部分と新しくできた団地、それらが余りにも遠くて開発業者が井戸水で建ててしまう、そういう問題がございます。そういう中で今、全町を見て回っておりまして、議員さんご指摘のとおり、これは生命まで脅かす基本的な問題ですので、大至急普及を図りた一#らい皇言焦一持一弱ります。また一方では、環境汚染というのが町民の皆さん方の地下水が心配になってきて加入してくる.おかげさまで今九○%以上超しているというわけでございます。生活の最低の保障である飲料水に対する行政としてのサービスというようなことをしなければならないだろうと思っておりま一乳ただ、その辺がやはり問題なのです。企業会計で今やっているところというのは本当に離れていて、どうやって持っていくか非常に難しいところが多点あるので一兆工事費がかさんでしまって、個人負担にはいかない、そうすると行政側で対応する。当然工事費として支出しますから、投資的経費となるわけです。水道料金が今度はそれから上がってこないと、一般会計から繰り出しますが、もう限度がきましたら、また五年後に見直しとなります。そういう中で、今度は町民サイドから言えば、水戸市はトン幾らだ、常北町はトン幾らだ、そういうジレンマがあることは事実-20
元のページ