じょうほく議会だより 第73号 1993(平成5)年 11月
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ある-このランクづけの中できちっとしたことをしておりますので、それらをどう改善していくのかということで、なかなか決め手がないのが現実でございます。できれば議会の皆さん方の何かいい知恵でもありましたらご意見を聞いて、建設常任委員会なりいろいろな形でご審議をいただいて、提言なり質問していただきたいということも考えております。いずれにしても、行政の基本である公正公平という中でどう取り扱うか、まさしく今、世論の注目している一つの関心事であるということは十分認識しているつもりでございます。それから、議員関連の会社でございますけれども、常北町でも議員さん関係の業者並びに請負、それからいろいろな関係で町から発注しているものもございます。それは議員さんもご存じのとおり、市町村議員、または議員としての受注なり、きちっとした条例がございます。私どもとしては、例えば公共工事にしても何にしても、自分の会社が請け負っている二分の一以二超えたらこれは違反、そういうことは十分チェックしているつもりでございます。十分そういうことのないよう私どもも注視はしておりますけれども、いずれにしても、今マスコミで取り上げている大きな課題でもあるし、我点としても公平な形の中で処理していきたいという考えを持っております。それから、コミセンの委託の問題ですが、これは三社から見積もりを取りまして、余りにも高いので一番最低価格者とネゴシエーションをして八百十万円で決めた経緯がございます.ただ、議員さんが指摘のとおり、それを臨時みたいにやっていくかどうかという問題の中に、ちょっと難しい問題もあります。基本的にはどういうことかと申しますと、役場全体のシステムの中で、電算機とかいろいろやっていますけれども、できるだけ身軽な体制をとっていくのにはどうしたらいいのだろうというのが行政の中に一つあるわけで-2現実的には、できれば委託できるものとかについてはそ一ういうことをして補償をもらっておくことも必要ではなかろうかという考一乙種持っています。もちろん一方では、議員さんご指摘のとおり、財政の運用の中で十分考えてやる部分というのがあると思います。次に藤井川カントリーの件ですが、議員さんご指摘のとおり、今年度いっぱいで本申請が認可されないとだめになります。今、県との最終詰めをしておりますので、それはだいじょうぶと思っております.また、そういう形で報告は受けております。なお、読売新聞等左の記事も私も読ませていただきました。ああいうとり方もあるのかなと私は見ているのですけれども。地域活性化というのは、先ほども言いましたように、東京マネーというのをどのようにこちらに誘導するかというのは大きな課題ですから、そういう中では十分考えていいことではなかろうか。あのような形で新聞に書かれますと、悪いことでもしたのかなと思いますけれども。実はそうではなくて、強制的に云左ということではなく、質し{開発行為か地域この共存共栄できるという大前提の中に、こういう形で私たちも協力しましょうというのがあって当然だと私は思っているのです。つまり、今、大きなデベロッパーが入ってきて、ゴルフ場の開発をする、ぜひ地域振興のためにご協力をいただきたい、私は当然だと思うのです.そういうことが、今、地方財政の中で、これが強要したという形になっているのですけれども、私は強要できないと思っていま-2協力を要請したわけですから、それに快よく引き受けていただいた、そういう解釈をした方がベターではなかろうかと思います。ですから、十億円の問題についても、業者と話しておりますけれども、こういう経済情勢の中で本当に業者も苦しいようです。私どもはそれらの話し合いをどの辺まで進めていくのか。こういう問題が出てきますと、首長とか関係の企画、開発公社等でやっていますけれども、できれば議会の代表者でも入っていただいて、透明性を増やしたほう席.~可がいいのかなとあの新聞記事を読みながらぞっとしたのですけれども。決して業者にとっても八億五千万円の寄附をいただいて爺なおかつ今、環境保全協定で一億円積んでおります。それから十億円をまたいただくとなると、約十九億五千万円ですから莫大な金になります。しかし、現実的にはその十億円の問題についても、業者にとっては今の経済情勢から大変難しいという返事は来ていますけれども、私の方でまだ譲った経緯はございませんが、それを強行に持っていって、最終的にはゴルフ場が資金繰りができないで本申請だけして終わってしまうのかどうか、今大変心配しておりますけれども、その辺は今後の話し合いの詰めだと私は思っております。決して新聞に書いてあるとおりの強要とかそういう形ではなくて、あくまでも共存共栄の中でどれだけ地域の発展とかそういう形で協力できるか、その限度内での話し合いをしているだけでございまして、あの新聞はちょっと、しかも茨城だけだなんて書かれますと大変心外な-17-
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