じょうほく議会だより 第71号 1993(平成5)年 6月
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すこういう援助がありますという形で、制度的にはありますけれども、果たして指導的な役割を果たしてきたかというと、若干の疑問があるのではなかろうか。そういうのをひっくるめて、もう少し指導性を高めたものにしていったらどうだという形で農業公社なり、そういう農事組合とか、そういう形が今盛んに叫ばれている問題だと私は考えております。また、県の出先機関の統廃合で、既にマスコミ等で報じられておりますけれども、保健所、土木事務所、農業改良普及所、特に私どもと関係するのは農業改良普及所です。笠間との統廃合という形で、茨城県にある二十六の普及所が十二になった。そういう位置づけで今県議会の方で論議をされているところでございます。県の指導とかいろいろありますけれども、私どもとしても、現在の常北町の瞳かれている諸情勢、特に八月一日に農協が合併するわけですが、水戸市の農協に七農協が合併される。そういう経済団体、農業団体等々を見た場合に、私どもとしては、当然か戸の蚕に行のか正し#のではなかろうかという形で、県の方にも再三提言を申し上げ、関係機関、または県会の先生にもお願いして、タイアップしてここまできたわけですが、いかんせん時間もないし、県の方から、正直申し上げまして、こうしていただきたいという形できました。基本的には、常北町ということを考えない場合に、県の出先機関の統廃合というのは、時代の流れで当然考えなければならない。そうでなくても、国を挙げて行財政改革ということでうたっているわけですから、当然そういうことはくるであろう。そういう中で、それでは市町村がどう対応していくのか。これが大きな問題だと思います。その場合に総論賛成、各論反対と、いつも世の中の常なのですけれども、行政というのは効率的にやらなければならない。その場合に、議員さんご指摘のとおり、県の指導とか、県のいろいろな形があるのでしょう。そういう場合に、では現在の用地と建物をどのように活用して農家『。の皆さん方に不安を抱かせまい。また、かえってそれが引き金となって常北町の基幹産業である農業がどういう形で発展していくか、これを考えなければならないだろう。そういう考えを持っております。最終的に、あそこを公社設立であれば公社の拠点としたいし、あの周辺のコミュニティーの場にもしたい。また議会の皆さん方、関係の皆さん方にご相談申し上げて、地域活性の拠点としたり、農業公社なり、農業とのかかわりの中での拠点としたい。そういう形で今後、県との交渉を進めていった方がベターではなかろうかという考えを持っております。それから、商工業の振興でございますが、町営駐車場については、いろいろな議論がございました。今の町営駐車場を見ると、特定の人が利用しているのではなかろうかという形で、商工会にもお願いし、そろそろ結論は出ると思うのですけれども、有料駐車場という形で、何らかの方法をとっていくのがベターだろうという考えを持っていまエニ型三ただ、今の現況を見てみまして、駐車場が整備されたからすぐに商店街の活性化に結びつくかというと、そうはなかなかいかないだろう。活性化してくれば駐車場は当然必要だろうけれども、駐車場が整備されたから商店街が活性化すると、必ずしも必要十分条件ではないだろう。そういうことも考えております。そういう意味で、本年度も引き続き商工会に対するご支援等を申し上げながら、業者の主体性を持ちながら活性化を図一一一F■一四《串菅》一一{一一一一》一一ヨ】一堂】お陰様でコミュニティーセンターも完成して一年がたちます。これらもうまく利用していただいて商店街活性化の目玉にしていただきたい。そういう考えを持っております。いずれにしても、先ほど申しましたように農業問題と同じように、商店街も後継者不足、高齢化、いろいろな形で問題になっております。一方では、通産省の大型量販店の規制も緩和されて、大資本化、大規模商店というのがますます再構築されるか。これらも-22-
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