じょうほく議会だより 第71号 1993(平成5)年 6月
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亨れから西部地域の開発の中で土地利用計画に定めてあるように、農業中心としたもの、それから森林、自然環猟を保持するもの。もう一方ではレクリエーションを拠点とするもの、その例外措歴として先ほどの住宅団地の問題がございます。その大きな要素を占めているのは、常北町の中で均衡ある発展をどう図るべきか・そういう中で、昭和三十年に合併以来、西郷、石塚、小松とありますけれども、現実的に見ますと西郷と小松は過疎化に入っている現状なのです。常北町が現実に増えているのは旧石塚地域でございまして、それらの均衡ある発展をどう考えるかという中で、教育問題も大きな問題を占めております。平成七年ごろには複式学級になってしまうのではないかという危倶を持っています。統討上、また数字的に、今の実態を鯛べてみますとそういう可能性を持っております。そういう中で、どういう形で子供たちの教育環境を確保していくかということは大きな課題であるし、行政上、それらの施策を打っておかなければならなり夢ういう形に今、勝見沢周辺の開発、これは下古内になるのでしょうけれども、そこに開発がされる。それと、もう一つは、古内地区の小学校の問題がございましたが、現実的には古内地区は現況のままでしかいられない状況になっています。これは、一番大きい問題は水を抱えています。飲料水という問題がございま一兆現実的には、前の大高町長以来、その辺の地下水の動向なり、いろいろな形で調査してまいりましたが、水がありません。そういう形で、今度の平成五年度の中で施政方針にも示したように、小松と安渡と古内の水道の統廃合を調整していかなければならない本年度は大事な時期だと。合併してもう既に四十年間もたとうとしておりますので、どうぞ、地域のエゴだとかそういうことは捨てていただいて、常北町全体として見て考えていただきたい。そういう中での有効な地下水なり、地下資源なり、全体で今後それらを考えていかないと、地域根性丸出しになりますと勺例えば小松の水一を西郷の方に送《・‐はいやだとか、そういう形ではないはずで一$あくまでも常北町全体の均衡ある発展を考えていく上で今年は匝要な時期になってきたと思っております。これはずいぶん調査した結果の中での今回の統廃合問題ですから、紙会の皆さん初め町民の皆さんにも地域の皆さんにもご理解いただきたいという考えを持っています。いずれにしても、議員のご指摘どおり、ある意味では不均衡な発展が今までされてきた原因の中で、大いに第三次総合計画、または土地利用計画、第二次土地利用計画の中で、それらの是正というか歪みを訂正し、また修正していく緊急課題に入ってきた。そういうことを考えております。そういう形の中でご理解をいただきたいと思います.続いて、平成五年度の特に一般会計の指摘だと思います。歳入についても、国全体の市町村というか、地方の本年度の歳入を見てみますと、一般的に予算の伸び率は、二・二%でございま一兆税収そのものは九・五%から九・八%くらい減っております。そこい宇中一お陰様壷常北町に活力が少しずつ出てきた。活力というのはどういう判断をするかというのが非常に難しいのですけれども、税収面から見ますと、お陰襟で、当初予算においても約九億六千万円を計上することができた。これはひとえにいろいろな面が考えられます。町民の皆さんの所得が上がってきたことも反面要素を持つだろうし、開発とか、そういう形の中で、いろいろな形が活力になってきている面。そういう中で税収等が伸びているのだろうという考えを持っていま一%なお、反面、法人税とかそういうものを見てみますと、四千九百から五千万円ぐらい。ですから企業そのものがまだ定着はしていない。反面、今回も企業立地奨励金を一千六百万円位見ていますので、それらの法人税とかいろいろ考えますと、実質的には法人税とか、そういうのは伸びているだる一弓そういう逆算もできます。また、現実的に地方交付税が十六億円組んでおりますけれども、伸び率からいうとそ一れほど伸び〒おりませんこれは国の施策等点でございますので、当初予錬から見れば約二億円伸びておりますけれども、平成四年が十四憶円ですか、それが十六億円に動いていますので、ただ、それは交付税の最終的確定と特別交付税をできる限り見ているという形でございま一兆今回の県政の一般会計を見てみますと、六百億円の財調を取り崩して県の景気浮揚対策とか、そういうことに使っているという形で、今年度も予算編成していま{乳私どももできるだけ財調とか、そういう基金を取り崩して、一番混迷しているときとか景気が底をついているときに、町民の皆さん方に失望感とかそういうのを与えないように予算編成をしていく必要があるだろうと考えております。もちろん地方自治においては自主財源という形の中で、財政力指数からいろいろなことを考えてみますと、常北町の現況は六十七〜八蕃目、下から数えれば二十番目ぐらいですか、そういう非常に貧しい町でございますけれども、町民の皆さん方とまた関係機関の-12

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