じょうほく議会だより　第71号　1993（平成5）年　6月

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充実というものが今日ほど必要な時ではないのではないか。もう一歩踏み込んだ、財政上も町であれば起債もできるわけですから、それらの予算のやりくりをして、いま少し働く人の手を入れたり、あるいはそれらの町の総合紘系を考え合わせれば、充実をしていかなければならないのではなかろうかなと思うわけでございます。この点について、お伺いしたいと思います。歳出に移っていきたいと思います。厳しい歳入環境下で、一般会計で、平成五年度は四十七億九千百六十万円の予算でございます。特別会計と合わせると七十五億円を超し、常北町始まって以来の大型予算ができ上がったということでございます。前年度から比較して総合予算で三○・四%の伸びということでございますが、編成した執行部の皆様に改めて、これだけの予算を組み入れたということに対しまして、深く御礼を申し上げる次第でございます。平成五年度の地方財政の姿を見たとき、国の方針というものはどうであろうかということで勉強した次第でございますが亀地方財政の規模は七十六兆四千百五十二億円と言われております。国においても前年度より二・八%しか伸びていないということでございます.地方債の依存というのは、昭和五十九年以降、国においても毎年増えてきまして、平均八・一%ぐらい増加していると言われております。本町については、前年度は非常に少なく、六千六百万円しかなかったわけですが、平成五年度は、三億三千八百五十万円、構成比で七・一%と大幅な増加をしているわけでございます。それらの財源措置、町税が一九・五%。それからゴルフ場の利用税が六千万円、一・三%・財産収入が一千百六十八万二千円、これは○・三%・諸収入と合わせても本来の自治体というものは三割を確保するのが至上命令の命題なわけでございます。まだちょっと二○何%ということで、三割自治にはちょっと今後の努力が足りないかなと思うわけでございます。歳出全般を見ていちいちお伺いするのが筋であるかと思一いますけれども施政方針の中で町長は、経常的な経費の節減合理化を、平成五年度の予算編成に対して努力したんだというようなことを特に言われております。私も歳出全般について目を通しましたが、特にどこの点について経費の節減の努力を執行部の皆さん方はなされたのか、この一点だけを歳出につきましてはお伺いしたいと思います.町長本年度はサンエスプラン常北の三年次に当たるわけでございますが、十カ年戦略の中で、最終的には人口一万三千人という形でセッティングいたしました。それは、作成当時の諸状況、それから余り開発云々という形のことは見込みを入れておりません。不確定要素のものは一応除いてあります。議員さんもご存じのとおり三年とか五年毎にローリングしますので、それらの中で十分対応できるという形で現実に至っているわけです。第二次総合計画を見ますというと、最終年次で一万五千人をセッティングしたわけですから、余りにも希望的観測質、W葬一“壁庶しという形の中で、現実を直視した編成をしております。また、本定例議会にも提案してございます常北町第二次土地利用計画という中で、総合計画との関連性の中で、これは国県を通じて十分協議をいたしまして今回提出いたしたわけでございます。平成十二年に世帯数としまして四千九百世帯、人口が一万六千五百人という形で、第三次総合計画と若干の狂いを生じております。一つは十万原開発構想、原山開発構想、もう一つは西部地区における土地利用の中で、勝見沢方面の土地開発という形で人口の二千三百人を想定しております。そういう中で、現実的には平成十二年に一万六千五百人、もう一方で、これは小松方面ですけれども、権現堂の開発も含んでおります。それらの整合性を見て今回セッティングしているわけです。いずれにしても、もう一つの要素は、景気の浮揚というのは果たしてどういうピッチで来るのか。これは大きな関連を持っていると思います。あくまでも行政は指導的な立一場でも》一民活なりそういうことを導入してくるわけですが、景気の動向によっては大変厳しい状況に追いやられる場合もある。ですから、今言ったのも一○○%そういう形で推移するかというと、反面難しさも持っていることも事実で{乳しかし、議員さんご指摘のとおり、商店街活性化なり、町の活性化を見ますというと、開発と決して無関係ではなく、お互いにそれぞれ更なる綿密な関係を持っているわけですから、私どもとしても十分それらの意を踏まえた中で、活性化と結びつけていかなければならないという考えを持っております。いずれにしても、ご案内のとおり、サンエスプラン常北についても、土地利用計画についても、土地利用計画については、今回議決をいただきまして、また平成七年にはローリングをするわけです。第三次サンエスプラン常北についても三年の事業計画、並びに五年毎のローリングという形できますので、そういう中でまた皆様にいろいろな知恵をお借りしたいという考えを持っております。-11-

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