じょうほく議会だより 第68号 1992(平成4)年 8月
6/14
が、その活用については、議員さん指摘のとおり、前町長が本当に力を入れて地権者の皆さんのご協力を得て約十八鯵の用地取得をし、誕鶏場をつくり、一つの畜産団地の形成を目指していたところ、諸事情により、現在放置されている。用買だけが進んで、大場さんに所有権が移っている。そういう中で、一つ申し上げますと、大変残念だなというのが私の考えです。つまり、所期の目的のために行政が関与し、それらの目的で地権者の皆さん方に要請して用地取得がされて、なおかつ現実的にはそれらの目的が達せられなかった。これについては行政としては相当な責任はあるだろうという考えは持っております。いずれにしても歴史的な中で消しゴムで消せません。そういう中で、これらの有効な土地利用というのをどうしていくかということは、行政の大きな課題であることは事実だと思います。現在、年間約四十万円で大場グラウンドを借りているわけでございますが、実はいろいろな話かこさいまず基本的に申しますと、所有者の大場さんは、町のためになるのだったらいつでもご協力しますと言うのですが、町のためにみんな一生懸命考えてやっているのに、町のため町のためというのはどの辺が町のためなのだかちょっとわからないのです。また、議員さんご案内のとおり、今日、バブルが崩壊いたしまして、非常に公共投資なり設備投資ですか、それが冷え込んできている時期でもございます。途中では大場さんにも話したことはございます。大きな工業団地なり、そういう形の中で、議員さんご指摘のとおり造成がされて平らなところですから、いろいろな形でお話しはしたのですけれども、来る企業側でも常北町は幾らでも水があると思っているのです。それと、企業に携わる人たち、それらを抱える住宅とかそういう事情、それらをある程度解決しないとなかなか難しい問題があります。そういう意味の中で、今後、県との話し合いもしながら県中央水道に入っていくかどう《)青一一し一く」遥言里それらの開発がされる、また構想が上がってくるだろうという考えを持っております。私どもも議員さんご指摘のとおり、常北町の地形上からいっても中心地にあるし、常北石岡線の改良が平成八年度に大体完了し、水戸茂木線の方も平成八年度には終了するでしょう。そういう中で高速道路のアクセスを考えてみても相当有望視されるところでもあるし、現実に、ご案内のとおり、その隣の方では町内の企業ではございますけれども、農地とかそういうことを転用しながら、大規模な工場も入ってきておりま一必そういう中では、住宅地というよりも、工業団地なり、そういうことを目指していったほうがよりベターではなかろうかという考えを持っております。今後も、また常北町の将来性という形を考えても、そういうことも十分予想されますので積極的に調べてはいきたいと思います。次に、カジヤ沢の観光牧場ですけれども、おかげさまで多額の寄附をいただき観光道路としての位置づけをし、議会の皆さん方のご理解を得て、間もなく着工になりま{乳私どもとしては、カジヤ沢牧場として、面積的には約四十五鯵の広大な用地がございます。、そういう中で、今の農業そのものを考えた場合に、議員さんが先ほど申しましたように三十頭前後の放牧をして、それだけで用地の利用としてはもったいないだろう。せつ一一か室一か観走碗一筋岬直づけをし、実は行政はいろいろ指導なり、ご相談を申し上げて、運営とか経営はあまりやらない方がいいだろうというのは基本的に持っております。ですから第三セクターなり、もう一つあるのは和牛の改良組合とかいろいろなものがございます。そういうところの皆さん方にお願いをして、いろいろな形で常陸牛の▲鍛冶屋沢牧場-6-
元のページ