じょうほく議会だより 第65号 1992(平成4)年 2月
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十七番綿引康子議員常北町の福祉の進め方について質問いたします。今、日本では高齢化社会が急速に進んでいます。常北町も例外ではないと思います。最近、ニュースで高齢化社会のことについて、よく放送しています。これらの番組ではお年寄りの巡回介護の様子、その感想、これからの高齢化社会の対策について、いろいろな人が意見を述べていました。私たちの学校は、ボランティア活動協力校に指定されています。老人ホームの慰問に出かけ、お年寄りの方々とレクリエーションをしたりして仲よくなりました。お年寄りの方々に喜んでいただき、とても楽しい一日が送れました。常北的の福祉のす】すめ方についてまた』学校ではユニセフや雲仙普賢岳の募金に協力したりしています。今でも雲仙では噴火活動が続いています。私たちが募金をすれば困っている人の役にたつと思います。また、五年生の社会科で福祉についての問題を勉強し、関心が出てきました。そこで、常北町ではどのような福祉活動を進めているのか知りたくなりました。おじいさん、おばあさんがくつろげる施設はあるのかということや、どんなサービスを行っているのかということです。現在の常北町の人口は約一万一千人ですが、寝たきりのお年寄りもいるそうです。どうにかして寝たきりの人たち全員を看謹できればいいと思います。それには巡回介謹をしたり、寝たきりの人のための誰習会を開いたりするのはどうでしょうか。お年寄りを大切にするボランティア活動が広まり、私たちも、お年寄りを大切にする協力がもっとで一画一壬ユーゴー』■》F一皿一F一■■】■エーーロ■一mg一■叱醒凸一一四》一酔干四一■一封函マニーニ丘がますます進む今、福祉の土台づくりをしていかなければならないと感じます。町長実は私、感心しております。これだけの福祉対策という形の中で、よほど、家庭内で心豊かに育っているということを感じます。お年寄りの方々に喜んでいただいて、楽しい一日が送れたという温かい気持ちは、これからもずっと持ち続けていただきたいと思っています。今まさしく行政が求められているのは、福祉なのです。福祉というと、ややもすると恵まれない方だとか、お年寄りとい》うこ‘とにいって・しまいいますが、福祉というのは本当に幅が広く、生まれたときから始まり、今まさに進んでいる高齢化社会ということまであり、その中の一端を綿引猿員がご指摘になりました。町でも県でも国でも、今必死です。それはなぜかというと、高齢化社会に向かっての対策をしなくてはならない。国も、ゴールドプラン十ヵ年という計画を立てていますし、県はわくわくプラン、これも十詩年計画です常北町もそれに合った第三次総合計画、十ヵ年計画を立てています。そういうきめ細かな施策をしていかなければならないのです。それで、常北町で現実的には六十歳以上の方が二四%います。つまり四人に一人がもう六十歳以上なのです。六十五歳以上の人が十六・五%で県では十一〜十二%ですから常北町は県平均より高いのです。それだけ高齢化社会が進んでいます。それだけに.特に商齢者に対する福祉行政には力を入れていかなければならない。コミュニティセンターをつくった大きな意味のひとつにあるわけです。保健センターをつくって、寝たきり老人をゼロにしよう、総合医療管理をして、町民の健康管理を総合的にやっていこうということで施設にするためスタートしたのがコミュニティセンターなのです。今、常北町でもいろいろなことをやっています。ひとり森らしの老人の皆さんに、婦人会、ボランティアr可(西凹一一明々一一一一画』ケ一一{一》』■酷■壷■一一一皿一一一一《一■唖一一乏一■ユーーータ■』いただいて楽しい一日を過ごしていただくとか、また北海道カーフェリーの旅。それで皆さんにいい思い出をつくっていただきたいと思います。それからことしの事業の中でひとり暮しのお年寄りにペンダントを下げておいてもらって、緊急の場合にそれを押すと水戸の消防本部に連絡がいきます。するとすぐ会員の電話が来ます。その電話は近くの人に行っていただき、救急車等を呼ぶことができる体制をとるという形で、本年度それを採用します。これからの高齢化社会の中で、私ども今の世代の人々はそういう方にお世話になり育ってきたのですから、今度は私たちがお世話をする番で龍町を挙げて、地域ぐるみで、また一人ひとりがそういう感謝の気持ちでささえていくことが重要なことです。そういう意味で綿引さんの家庭の雰囲気が伝わって大変心強く感じ、今の気持ちをずっと忘れないで、すばらしい人になっていただきたいと思っています。-19-

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