じょうほく議会だより 第57号 1990(平成2)年 5月
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昭和六十三年第二回定例会で質問しました農村集落排水事業について再度質問いたします。松崎町政も早三年が過ぎ、任期瀧了まで一年弱となりました。その間、道路改修等については、大幅な前進を見たと思いますが、下水道、し尿処理場の建設には頭を痛めている現状のように思われます。下水道の問題は本会議の質問の中でも一番多く取り上げられており、関心の高さがうかがえます。農村集落排水事業に対しては、その効果、目的等は十分浸透しており、この事業が行われれば、農村社会の火革命となり、花嫁不足の解消、若人の定着する夢大きな町となることは確かであります。前回の質問に対して、町長の答弁は都市計画と併せて進むべきということでありましたが、全くその通りでありま農村集落排水事業に(套一いてすしかし、都市計画は既にスタートラインに立ち、各種の調査等も進行して、住民の大きな期待のもとに、一歩前進したと思いますが、農村集落一排水車業は、まだまだで、現在のところ県内でも二十七地区しか導入されておりません。この泰業の成果が伝われば実施を検討する市町村も増えると思われますし、又、補助金の枠が、年六カ所前後ということもあり、市町村の引き合いが激しく、我々の強い要望もまだまだ届かないように原山周辺感じられまき熱望し一←(地区の基本計画、調査等を早急に実施し、今後の対応を期待するものでありますが、町長の考えを伺います。次に原山開発について伺います。原山地区は、ふれあいの里、水戸市の森林公園を目の前にした平地林で、県道常北石岡線にも近く、又、水戸インターから車で十分足らずのところにあり、非常に交通の便の良いところであります。昭和六十二年に、常北モートピアということで企業進出の話があり、地権者の説明会も行われ、会社側でも地権者の同意を取りまとめたようですが、その後、すぐとりやめになり、現在に至っております。県道常北石岡線の改修が今行われており、間もなく原山地区付近も改修が行われることと思います。県道周辺の土地はそれなりの価値もありかなり高値がうわさされ、今後も上昇すると思われますが内部にいたっては、進入道路も狭く、荒地とな・っているのが現状であります。より多くの収入を得ることaも地権者の者凡の一部Iはあると思いますし、公害のない本当に潤いのある開発であれば、地権者の理解は得られることと思います。単なる土地の買い占めでなく、地元の活性化を図り、共存共栄できるような施策を展開していただきたいと思いますが、町長の榊想をお聞かせ下さい。町長まず、農村集落排水事業の件についてですが、ご指摘のとおり、今、全国的な中で農村集落での生活環境の整備という問題に取り組んでいるところであります。そういう中で県でも、たいへん力を入れており、私どもも常北町にどういう形で導入するか、模策しているところであります。町の財政力の中で単独で整備していくということは非常に難しい面がありますので、県レベルの中で生活環境整備をどうとらえ、補助率がアップしていくかという動きに十分対応していかなければならないと考えております。更に一方では、自分達で金を出してもいいから、整備していくという地域の商まり、住民ニー-29-
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