じょうほく議会だより 第45号 1987(昭和62)年 4月
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今後の住宅開発工業閑発ゾーンの棚発、県都水戸市の後背地としての位置付け常磐商速道全線開通による近い将来の市街地の広がり等に対処するため、都市計画の具現化は急ぐ必要がありますが、住民とのコンセンサスは不可欠でありま主その辺の体制づくりについてお伺いします。福祉についてお伺いいたします。町長は、選挙公約の中には、この問題には触れておりませんが、これは当然やらなくてはならないので上げなかったと解してよいのか、伺いたいと思います。ある新聞社で統一地方選挙を前に、全国世論調査をした結果の中で、地方自治行政の中で、最も充実させてほしいものは、福祉であるということが出ておりました。高齢者率十四%と高い当町にとって、商齢者対策は、特に急を用いなければ命取りだと言えます。心豊かに老いるための手助けは何であるか伺いたいと思います最後に売上税についてですが、この問題は、中央・地方を問わず、今や最大の関心事となっており、政府自民党も大きく揺さぶられているところであります。当初予算歳入面で、売上譲与税六四六万円を計上してありますが、そのいきさつをお聞かせ願いたいと思います。町長まず、住みよい町づくりについてでございますが、これは、三悉議員にもお答えしたとおりでございまして、今回の選挙戦の中で町道を舗装してくれる人なら誰でもいいという声を聞きまして、これは町道の舗装率が三○%弱という状況でございますから、そういう考え方が底辺にはあったのだと思います。そういうことで、早急に町道の舗装を行ないたいと考えております。住みよい町づくりのためには、ある程度計画性をもった行政、計画性をもった開発をしていかなければならないわけでして、F~、その為にも諺これから進めていく都市計画、あるいは地域の而的、又は築約、いろいろな地域性の中で総合的に考えていかなければならないと思っております。次に、活力ある商店街づくり、中小企業の指導育成についてですが、特効薬としては、町の工事、物品の購入については町の業者を優先し、その中で必ず業者に対する指導育成をしていくということです。何でもかんでも町内業者という形でなく、必ず価格とかいろいろなものについて監視をして、指導をしていかなければならないという観点で、それが一番の特効薬ではないかと思います。教育文化の香りあふれる町づくりについてですが、教育上一番怖い問題というのはマンネリ化だと思います。時代に即応した中でも教育の一貫性というものはありますので、その中で、どのようにフレッシュさを吹き込んでいくかということが、非常に難しくなって“つ巳思もま手一レープユさがあるということは、その立場の人が、ある程度努力をしなければできないことですし、マンネリ化がおきればおきるほど、いろいろな問題が生じてくると思っております。各地域に公民館、集落センターというコミュニティー施設はできましたが、維持管理の問題に対するアピール、使用の仕方には問趣はありますが、種極的に施策を打っていきたいと考えます。それから、自立できる農家づくりでございますが、議員の時に視察した鹿沼市の成功例又、赤城山麓のふもとの村で、自分たちの流通ルートを確立した例などをヒントにして、種極的に考え、行動に移していきたいと考えております。政府が行っている面的集約、水田農業確立対策、水田ばかりでなく、畑作とマッチした中で考えていってある程度複数の方が集まって、会社的な組織になっていかなければ、非常に難しいのではないかと思いますので、そのノウハウの而はある程度、農協なり執行部の方で示唆してやらなくてはならないと考えております。次に、都市計画の強力推進についてですが、都市計画は、今年度まで、ある意味では行政の停滞化の中で一遅れてきた一面でもあるので今後は是非、町の独自性を発揮して強力に推進していきたいと考えております。これは、住みよい町づくりと合体するもので、早急に手を打たないと、大変雌しい問題になってしまうと思いますので、住民との対話をしながら、積極的に展開していきたい。完成した南団地-13-
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