じょうほく議会だより 第41号 1986(昭和61)年 5月
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空中散布は農家側に立って効果ある防除を九番脆員まず、し尿処理場問題についてでございますが、この件につきましては、十二月の定例議会の際にも松崎錘員より、また今総会で阿久雛職員、浅瞬縦員、両雛員から蛍問がなされておりますので、重複する点がございましたので、その点は省略して、賀問していきたいと思います。現在の片山に処理蝿ができたのは昭和調年で小さな処理場が建設され、それ以来二十年以上に及ぶ壁期にわたり、し尿が江川に放流され、上泉住民と東部土地改良区内を耕作する那珂西の住民が、そのし尿によって悩まされてきたのであります。実際には、それ以前昭和霊年ごろかと思われますが、片山の山林に長いⅢ投棄されており、し尿はそのまま江川に流れるというような状態がしばらく続いていたのであります。それを見かねた当時の佐藤町艮が、小規模なし尿処理鋤を■《予呈一垂雨空■■一一一F■一《酢『■一■』■■}一F{■一一一■一一》一冒匹〉既に農家などでも、し尿を使わなくなって、その蹴も埴す一方、また雛械の処理能力は小さかったので、す↑ぐ処理できなくなってしまったわけであります。その結果、江川には魚は全く住めなくなり、球さえも全滅するというような状態になってしまいました。また、田植え時期ともなりますと、その全量が掲水機場よりくみ上げられまして、東部土地改良区の水田に流れていくのであります。その結果、柵は窒素過剰となり、イモチ病の大発生となるのであります。大きな被審をもたらした次第でございます。昭和融年に現在の施般ができ、少しはきれいな川に戻ったのでありましたが尋あの当時としては、大変優れた能力を持った設伽だったと伺っております。さて、現在はどうかと申しますと、処理能力は現在全然落ちていないのか、また故陣は全くないのか、そーして故障が起きたときどう処理するのか、お伺いしたいと思います。私の感じでは、どうも最近処理能力が落ちてきたように感じられるわけでございます。それが証拠に、江川にはまた魚が少なくなってぎたのであります。改良区で年に一回機場の掃除をするのでありますが、その際、今まではたくさんの魚がとれたのですが、三」三、四年全くその姿を消しているのでございます。これはやはり水質の汚染が問題ではないかというような錨がしてならないのです。自然というものはよく知っておりまして、我冬に何かを教えようとしているような気がします。片山処理場より江川に放出される廃液は、一時間もたたないうちに東部土地改良区全域の水田に行き渡っていくのであります。放流水の水質は第三次処理を行われて規制航以下ではございましょうが、長い間蓄識された場合どうなのか、私も非淋に心配でございます。赤地域I既’四今の一世紀という長い期間にわたり処理場から放出される廃液を水田にくみ上げ、そこで生産された米を食べて生活をしているのでございます。東部土地改良の土壌がかなり汚染されているのではないかと心配されているのでございますが、一日も早く土壊の検査をしていただき、その結果を提出いただけるかどうかお伺いいたします。あわせて、これから農作業、田植え作業が始まるわけでございますが、その水田による定畑的な水砿検査を実行していただけるかどうかお伺いしたい。次に、ヘリコプターによる空中防除、農棒課長にお伺いしていきます。我が常北町の空中散布は、昭和“年より実施され、今年でちょうど二十年目を迎えるわけでございます。昨年、“年度の当町の散布面徽は、延べ八六○町歩にも及び、八七○万円という多識な変用をかけて実施されているのでありますが、般近、効采がりし薄れてきたのでいないかというようなことをちらほら叩かれるわけでございます。せっかく大きな費用をかけて実施するのでありますから、少しでも効果の上がる方法を考えていかねばなりません。そこで伺いたいのですがまず防除をする前に、どのくらい病気が発生しているのか、またどのくらいの虫がいったのか、そして、散布後にその病害がどの程喚減ったのか、データーがございましたら、そのデーターをお伽かせいただきたいと思墜等。又、実施時間も充分配慮願いたい。町長し尿処理問題ですが般近処理能力が非端に低下したのではないかというご寅疑でございますが、これについてもそのようなことはないと考えておる次鋪でございます。魚がいなくなったのではないかということでございますが、寒さなどの関係で現在は少なくなっているかもしれませんけーれこ毛決して魚が住んでいないということはない状態でございましてその点については、ご安心を鮫いたいと存じます。上泉あるいは那珂西の東部土地改良区の方々が、公害に非常に悩まされているのではないかというご懇兄でございますが、私は全然ないだろうというように考えておる次第でございま幸も先般も申し上げたように、し尿処理蝿から今の下流までの水賀の調査などをした結果では、那珂川の水にほとんど近いというような水寅になっていることは、皆さん方もご承知のとおりでございます。そうういう点から考えても、決して皆さん方に非常な迷惑をかけているようなことはないだろうと私は考えておる次第でございます。それから、東部土地改良区の土壌の検査をしてはどうかというご窓兇でございますが、これはぜひ実施をしてみたいと存ずる次第でございます。ことに束部土-17-
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