常北町・桂村・七会村 合併推進協議会だより 第10号 2004(平成16)年 6月
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橋本県知事あいさつ 本日は,常北町,桂村,七会村の合併協定書の調印, まことにおめでとうございます。ここに至りますまでに, 三村町長,金長村長,さらには阿久津村長を始め,町村 当局の関係者,議長を始めとする議会の関係者の方々, さらには住民の方々,大変にご苦労が多かったのではな かろうかなと思っております。皆様方の大変なご尽力に よりまして,スムーズに今日の日を迎えることができましたことにつきまして,改めてお 祝いを申し上げたいと存じます。 今,県内には21法定協議会ということで,合併の話が進んでいるところでございますけ れども,今までのいろいろな人々の生活圏などを考えた場合に,さらに市町村に仕事をた くさん行っていただくためにも,合併はぜひとも避けて通れない方法ではないかなと思っ ているところでございます。私どもとしても,県の一応のモデル的な合併パターンという ものをつくりまして,これまで合併を促進してきたところでございます。この間,合併を したら何が得するのですかという詰も聞かれたことがございます。しかし,段階補正,そ の他,今まで小さい市町村でもしっかりやっていけるようにということで交付税措置がな されておりましたが,これから市町村にどんどん仕事をおろしていくに当たっても,もう 少し大きい市町村をモデルに標準パターンをしていかなくてはいけないのではないかとい うことで,小さい町村にとって財政問題などはますます厳しい状況が予測されるわけでご ざいます。そういった点におきましても合併というものを進めていくことが必要なのでは ないかなと思っているところでございます。 この地域におきましても,城壁町ということで2万3,000人,160平方キロということで スタートをするわけでございますけれども,この地域には御前山の県立公園もごぎいます し,あるいは藤井川,その他の大変すばらしい環境もごぎいます。一方では,水戸のイン ターにも大変近い。さらには,今度,橋がかかると那珂インターにも近くなる。さらには, 間もなく笠間市福原の方にインターができる予定でございますから,こちらとも近いとい うことで,ある意味で大変便利な位置にあるわけであります。さらに,十万原の開発など も進んでおります。例えば,東北や九州の地方で不便だというと,本当に行くのが大変な ような地域がございます。この地域は,立地条件としては,ほかの県などと比べたらはる かにいい条件でございます。県内で見ると,水戸から比べると少し悪いかという感じがあ るかもしれませんけれども,私はいろいろな点でまだまだ大いに伸びていけるといいます か,おもしろい可能性を秘めた地域であると思っております。やまびこの郷,うぐいすの 里,ふれあいの里といったものなども,世の中がいろいろとぎすぎすしている中で,これ から憩いの場としてますますなくてはならないものとなっていくのではないかと思ってお りますし,先ほど申し上げましたように,立地条件も大変いいということであれば,今回 のまちづくりの目標として掲げられております「人と自然が響きあい ともに輝く住みよ いまち」ということを実現するには,まさにいい状況なのかなと思っております。 ただ,一方で,2万3,000人の町ということになりますと,県内で合併が進んでいきま すと,多分,町村数は10以下になってくるのではなかろうかなと思っております。もう少 し大きい規模の市町村というものを想定しながら,さまぎまな施策が行われていく可能性 も強いわけでございます。そういった点で,今の城里町をどういう形で発展し,本当に目 5

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